夏の時期に困る虫の一つにコバエがいます。
特に家の中を飛び回るコバエはとても厄介です。駆除しても駆除しても無限に飛んできます。
それもそのはず、ハエの繁殖力はとてもすごいのです。卵から成虫まで2週間ほとで、一匹が産む卵はなんと500個!放置していたら無限大に増えることは容易に想像できますね。
では小バエにどのように対策できるでしょうか。
敵を倒すためには敵についてまず知ることが大事です。
小バエの生態について少しだけ取り上げます。
コバエの種類と生態
コバエは大きく分けて4種類います。
生ゴミをエサにするショウジョウバエとノミバエ、そして植木鉢の有機肥料や堆肥をエサにするキノコバエと水場が好きなチョウバエです。
どのハエも大体気温20度くらいから繁殖を始めます。春から秋まで比較的長い期間発生しますが、とりわけ夏の暑い時期に活発になるのは、高温になって、ものが腐敗する速度が早いため、餌や繁殖場所が増えるからでしょう。
対策方法はハエにより異なりますので、今回は特に観葉植物に湧くキノコバエ、チョウバエにフォーカスを当てたいと思います。
コバエ対策 4つの方法
1.観葉植物の鉢を水に沈める
既にコバエが発生しているなら、まずはバケツなどに水をため、鉢全体を水に沈めてください。10分ほど沈めておくと、中で生息していたコバエは窒息死します。耐えられずに水面に浮かび上がってきたコバエは駆除しましょう。
2.薬品の使用
コバエ退治の専用の薬品が多種販売されています。
①粘着シートでハエをキャッチする➁ハエに直接噴霧する➂空間に噴霧するタイプなどがあります。
具体的な商品の紹介については
コバエが飛び回っています。どうすればいいでしょうか?②…お勧めの対策グッズ
をご覧ください。
3.観葉植物の土の交換
キノコバエは観葉植物の土の表面から2-3cmの部分に産卵し繁殖します。
それで、少し余裕を見て土の表面から5cmの土を、有機肥料や堆肥の含まれない赤玉土などに入れ替える事で、繁殖を抑えることができます。
4.観葉植物を乾燥気味に育てる
チョウバエは湿ったところが大好きです。鉢皿に水が溜まっていると餌場や繁殖場所にするので、鉢皿の水はすぐに捨てるようにしましょう。
また、土が常に湿った状態だとそこも繁殖場所にするので、水やりは最低限にして乾燥気味に育てるようにしましょう。
繁殖の予防を心がけましょう
コバエは一度駆除しても、どこからかまた発生します。
駆除したなら3.4で取り上げた方法などを用いて繁殖を予防しましょう。