十分に注意していても、チャドクガの毒毛針に触れてしまい、かぶれてしまうということがあります。
では、どうすれば良いでしょうか?
炎症の程度には個人差がある
毛虫の毒毛針に触れて生じるかぶれは、かなり個人差があります。
かぶれてもわずか1時間ほどで腫れが引いてしまう人や、そもそも触れてもほとんどかぶれない人もいます。
一方で、かぶれが一か月ほど続く人もいます。最初の一週間位は、ほとんど眠れないほど痒みに悩まされる人もいます。
あまりにもかぶれがひどい場合は、やはり病院に受診されることをお勧めします。
応急処置
まず、何ができるでしょうか。
チャドクガの毒毛針は0.1 mm ほどの肉眼で見えない小さいものだそうです。
少しでも腫れやかゆみが出るようなら、まずはかゆみが出ているところや、毒毛針が付着している可能性のある場所を、粘着テープでとってください。
その後できるだけ早くシャワーを浴び体に着いた毒毛針を流すようにしてください。
その時に絶対にしてはいけないこと。それは熱いお湯のシャワーをかけることです。熱いシャワーをかけると、腫れが酷くなり、痒みが強まり、逆効果になります。それでできるだけ水温の低いシャワーを浴びるようにしてください。
服はできるだけ処分する
その時に着ていた服は他の服と混ぜないで洗濯するようにしてください。
かぶれがかなり広範囲に及んでいるようであれば、できるならその服を処分した方が、その後繰り返しかぶれることを避けられます。
この毒毛針はチャドクガの卵、幼虫、さなぎ、成虫全てに付着しており、死んだ虫の毒毛針もかぶれを引き起こします。それで卵やさなぎまた死骸など動かないものであっても絶対に触れないでください。
薬は塗り薬と飲み薬を併用すると効果的
かゆみの対処法ですが、一般的には皮膚科でステロイドの薬を処方してもらうことが多いです。市販の薬よりも病院の処方薬のほうが効果が強いです。
塗り薬に加えて飲み薬も処方して貰い、併用すると大分楽になることでしょう。ひどい時はなるべく早く皮膚科に受診することをお勧めします。
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