秋になると、庭も少しずつ冬景色に近づいていきます。
今年も庭の植物たちがたくさんの花を咲かせ、緑を楽しませてくれました。
では、冬の間植物にできることは何でしょうか?
それが寒肥です。これは「かんごえ」または「かんぴ」と読みます。
植物たちにお礼の気持ちを込めて、来年の成長と花つきを良くするために、冬のうちに肥料を混ぜ込んであげましょう。
タイミングとやり方、お勧めの肥料をご説明します。
寒肥のポイント
タイミング
タイミングは樹木の落葉が終わり、休眠期に入って新芽が吹き始める前の、12-2月が適期です。
早すぎると休眠前の樹木に中途半端に効いてしまいますし、遅すぎると新芽の時に肥料の力が植物に伝わりません。
タイミングは逸しないようにしましょう。
やり方
与え方は樹木の枝の一番外側の位置の地面に穴を掘り、適量を埋め込んでください。
肥料は根に直接当たると肥料焼けを起こしてしまいますので、土に溶け込んだ肥料を根がキャッチできる場所に肥料を入れることが大事です。
その目安が、大体その木の最も長く伸びた枝の先端あたりの位置です。(一般的に「樹木の枝の張り幅=根の張り幅」と言われています。)
穴は3-5箇所掘るようにしましょう。
お勧めの寒肥用肥料
1.有機配合肥料
有機配合肥料は油かす、骨粉をメインに、窒素リン酸カリの3要素がバランス良く含まれています。
有機肥料が寒肥に向いている理由は、じっくり時間をかけて栄養分が植物に吸収されていくところです。
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2.化成肥料(マグァンプk)
化成肥料は、水に濡れると肥料分が土壌に流れ込んでいきます。
そのため大抵の化成肥料は肥料効果はすぐに表れますが、長く続きません。
マグァンプkは肥料分の流出に時間がかかるため、長い期間に渡って効果が期待できます。
価格は高めですが、効果も高いので、有機肥料の臭いが気になるという方はこちらをお勧めします。
配合肥料とブレンドして与えるのも良いと思います。
ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒 1.3kg
違いは明らか!
来年も元気な樹木を見るために、是非とも一手間かけることをお勧めします。
自分での作業が難しければ植木屋さんに頼んでみましょう。