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2022.04.18 ガーデナー(庭師) プロの道具紹介

プロの道具紹介 その3 のこぎり…剪定伐採に欠かせない

ノコギリは腰道具の中でも使用頻度の高い道具です。太めの枝から幹までカットするのにとても重宝します。
庭の植木をカットするのに自宅にあった大工用のノコギリを使用したものの、切るが大変だったと思われた方も多いことでしょう。実は植木の剪定用のこぎりは、一般に売られている大工用のノコギリとは刃の形状が異なります。園芸用のノコギリは目が粗く、木をカットする際に木くずが詰まって切れなくなることがないようになっています。目の細かい細工用のノコギリは切り口は確かに綺麗に切れますが、木くずが詰まってしまうので、カットするのに時間がかかってしまいます。
それで、庭木の剪定を無駄な力を使わないで効率的に行うために、園芸用ノコギリは購入することをお勧めします。

ところで、ホームセンターで園芸用のノコギリを探しに行くとたくさんあって何を選んでよいか分からなくなるという方もいらっしゃることでしょう。
プロの植木屋さんが使用するノコギリのポイントをいくつかご紹介します

1.刃を交換することができるモデルを選ぶ

ノコギリの刃は目立てをすることができないわけではありませんが、手間がかかる割に元の切れ味が戻るところまではなかなか研げないので、切れなくなってきたら新しいものに交換して使用するというケースが多いです。それでノコギリの柄とケースはそのまま使用し、刃だけは替刃交換できる事で、ランニングコストを抑えられるモデルがおすすめです。

刃だけを交換できるモデルを選びましょう

2.折りたたみでないモデルを選ぶ

折りたたみのものはしまう際にはかさばらないで良いのですが、使用する際にはその度に開かないといけないのでとても効率が悪いです。剪定の際に腰から道具を取ってすぐに使用できるものを選ぶことをお勧めします。
逆を言えば、そうめったに使わない、切る場所がそんなにない、しまうスペースがあまりないなどの場合には折りたたみを選ぶことができるかもしれません。

鞘から抜いてすぐに使えるモデルが便利です

3.厚みのあるモデルを選ぶ

ノコギリの刃の厚みがある程度ある方が安定して切ることができます。刃の厚みが薄いとカットする際にノコギリの刃が左右にぶれてしまい、上手に切ることができません。

4.刃の長さは使用にあったものを選ぶ

園芸用のノコギリの刃の長さは一般的に210 mm から3 CM 刻みで300 mm くらいまでが売られています。どれを選ぶか迷って、大は小を兼ねるので、最も長いものを買ってしまうことがないようにしてください。刃が長いと狭い場所での作業に大変苦労します。
カットする太さがそれほど太くない物が多い場合は240 mm くらいの歯がベストでしょう。一方で伐採をするなど太い枝を切る機会が多い場合は270から300 mm の歯を選ぶと効率よくカットできます。
ちなみに植木屋さんが普段腰にぶら下げているノコギリの長さはだいたい240 mm が一般的です。

上記の条件にあったプロの植木屋さんがよく使っているノコギリはこれです。とても耐久性が高くおすすめです。

シルキー ゴム太郎 荒目 240mm

注意点がひとつ。

よく切れるからと言って木の根っこを切らないでください。
ノコギリは土砂を噛んでしまうとあっという間に切れなくなります。それで、抜根など、根をカットしなければいけない場合は専用のノコギリを別に購入してください。上記で紹介したノコギリと全く同じ形状で根切り用のものが売られています。根切り用ノコギリは普通のものにさらにメッキをすることで耐摩耗性を強化しています。

シルキー ゴム太郎 根切 240mm

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